(右)スモールブック(左)ミニバスケット
モルタルデコってなに?
モルタルとは、セメントに水と砂を混ぜ合わせて作る建築資材。それを使った小さな造形物にデコレーションを加えたものを「モルタルデコ」といいます。
園芸ガイド2022冬号では、モルタルデコアーティストの原嶋早苗さんの制作したスモールブック、多肉クラフトマスター講師の中村アリサさんの制作したミニバスケットの作り方を紹介しています。
こんなにかわいいガーデンオブジェが作れる
モルタルデコで作ったミニハウスをガーデンオブジェとして庭に飾りました。周りに小花を植えて撮影すれば、まるでその家の箱庭に見えます。童話のような世界観にうっとり。
とんがり屋根のおうち。中にソーラーランプを入れて、夜のガーデンを照らすバージョンも作れます。屋外だけでなく、もちろん屋内に飾ってもかわいい。シャビーシックなインテリアにしっくりと合います。
意外と難しくない? 基本の3ステップ
モルタルデコの工程は、簡単にいうと3ステップ。この流れを知っておくだけで、作業がスムーズに進みます。
●土台を作る。
土台は押出法ポリスチレンフォームという、建築で使われる断熱素材。土台にはさまざまな厚さがあるので、作品に合った厚さのものを用意します。これのおかげで、植えつけた植物は温かくいられて育ちやすいとか。
●モルタルを塗る。
ギルトセメント+ハイモルエマルジョン+水で練ったもの。原嶋さんいわく「耳たぶくらいのかたさ」を目安に、自分の塗りやすい固さに練ってほしいとか。まるでお菓子作りみたい! これを土台に塗りつけていきます。
●着色する。
そして着色。この塗り方がセンスの見せどころです。アクリル水彩絵具で自分の好みの色を作り、ていねいに重ねていきます。
ステップ一つ一つは園芸ガイド2022年春号にて詳しく説明しています。材料も、ホームセンターや100円ショップで売っているものばかり。もちろん、原嶋さんのホームページでも購入可能です。
冬のガーデニングとして、おうち時間の過ごし方として、挑戦してみてはいかが?