紅葉まっさかり

9月に入ってから暖かい日が若干あるものの、朝晩はすっかり冷え込むイギリス。今年は紅葉が早くから始まり、今がまっさかりです。日本のようにモミジはたくさんありませんが、大きく成長した樹木やツタ類の紅葉はダイナミック。今週末はお天気に恵まれ、太陽に照らされた葉が美しく輝いていました。

Parthenocissus quinquefolia
アメリカヅタ(バージニア クリーパー)


一度根付けば(イギリスでは2年位)全くと言ってもいいほど手がかかりません。背の高い樹木から垂れ下がる姿は見事で、カメラを構える人が後を絶ちませんでした(後述のナイマンズで撮影)。

Cercidiphyllum japonicum
カツラ

イギリスでもKatsura Tree(カツラツリー)、または、キャンディーフロスツリー(綿菓子の木)と呼ばれ、親しまれています。落葉し、乾燥した葉を手で揉んだり、足で踏むと綿菓子のようなあま〜い香りがすることで知られています(同上)。

Cercis canadensis ‘Forest Pansy’
アメリカハナズオウ ’フォレストパンジー’

春にはピンクの愛らしい花、春の新芽はハート型で、秋に深みのあるパープルレッドに紅葉する三拍子揃ったこのハンサムな樹はスモールガーデンのシンボルツリーにも使われます(同上)。

Vitis coignetiae
ヤマブドウ

大胆な切れ目の入った大きな葉がクリムゾンカラーに美しく紅葉することから、クリムゾン グローリー バインと呼ばれています。常緑のコニファーなどと一緒に植栽するとコントラスト抜群。

Nymans(ナイマンズ)

ウェストサセッックス州にある、ナショナル・トラスト(歴史的建築物や庭の保護を目的とする慈善団体)所有ガーデンの一つ。当時、プラントハンターが世界中から集めた樹木が広大な敷地にたくさん植えられ、紅葉も見ものです。

https://www.nationaltrust.org.uk/nymans

著者プロフィール

白井法子

白井法子さんケンブリッジ大学植物園での研修後、夫ともに再び渡英。
イギリス園芸関係のジャーナリスト、写真家などで構成される、ザ・ガーデン メディア ギルト正会員。『園芸ガイド』で「イギリス・ガーデニングレポート」を連載中。

 

 

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