欲しかった秋咲きの花、ヘスペランサ

晩夏から早秋にかけてはどうしても宿根草がくたびれてしまうので、庭に色が少なくなりますよね。そんな中、毎年この時期になると、イギリス各地の庭を鮮やかに彩るのがヘスペランサ。「自分の庭に植わっていたらな」と毎年のように思いながらも、なかなかチャンスをつかめずにいました。

何色にしようかな


赤、ピンク、オレンジ、白などの花色を持つヘスペランサ。Hesperantha coccinea ‘Sunrise’ (ヘスペランサ コッキネア ‘サンライズ’)は、サーモンピンクの美しい花ですが、花のついた枝があっちを向いたり、こっちを向いたりするのが玉にきず。’Fenland Daybreak’ (’フェンランド デイブレイク’) は、直立性があり、こじんまりとしていますが、大胆さに欠けます。そこで、鮮やかな赤色の花をつける、‘Major’ (‘メジャー’、’マヨール’と発音する人もいます)にしました。花も大きめで存在感抜群。切り花にも使えます。

群植が見事!

今年こそ、ヘスペランサの苗を購入しようと思ったきっかけは、前回のブログでもご紹介した、ウェストサセックス州のナイマンズ。ロック&ヒースガーデンに植わった‘メジャー’の群植は実に見事で、トリトマやペネセツムなどのドライな感じの植物との相性抜群でした。

別名はスキゾスティリス


なんとも覚えにくく、今だに上手に発音できないのですが、イギリスで、以前は「Schizostylis (スキゾスティリス)」と呼ばれていました。日本ではまだこの名の方が流通していると聞いたことがありますが、実際にはどうなのでしょうか?グラジオラスに似た雰囲気で、ウィンターグラジオラスと呼ばれることもあるようですが、実際にイギリスでは、カフィアリリーと呼ばれることが多いです。

著者プロフィール

白井法子

白井法子さんケンブリッジ大学植物園での研修後、夫ともに再び渡英。
イギリス園芸関係のジャーナリスト、写真家などで構成される、ザ・ガーデン メディア ギルト正会員。『園芸ガイド』で「イギリス・ガーデニングレポート」を連載中。

 

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