吉谷桂子さんとオープンガーデン見学

 

園芸ガイドでもお馴染みのガーデンデザイナー、吉谷桂子さん。ご自身がエスコートされた英国庭園巡りのツアーの後、ロンドンに延泊されていて、オープンガーデンを一緒に拝見する機会がありました。案内してくださったのは、25年前にロンドンに住んでいらっしゃったエリア。当時のお住まいや近くの教会やお店など、お散歩コースも拝見。閑静な住宅街を歩きながら、「あー、まだこの家あるんだ」、「ここパブだったのに」と懐かしいお話を伺いながら、目的のカスリアご夫妻が所有する「116 Hamilton Terrace(ハミルトン・テラス)」に到着。

ロンドンにいることを忘れてしまうオアシス

レンガ造りの美しい邸宅の後ろに広がるウォールド・タウンガーデン〜周りがぐるっと囲まれた庭に大きな樹木や低木が茂り、ロンドンにいることをすっかり忘れてしまうほど。庭は3段階になっていて、一番上が芝生とガーデンシェッド(小屋)、続いてレンガのペービングとその周りの植え込みスペース。そこには室内プールもあって(写真中央)、その建物の周りを中心に大きな鉢に植わったモミジやホスタ、フクシア、クロホウシなどが鉢植えとは思えないほどに茂っています。心配した水やりですが、灌水装置がついていました。

一番下は家からすぐに出てくつろげるようにガーデンチェアーが置いてあります。ヨークシャー、コッツウォルズ、そしてハンプトンコートフラワーショウなどをガイドして来られた吉谷さんもワイングラスを片手にリラックス。

昔ながらの植物の組み合わせ

吉谷さんがロンドンにお住まいだった頃にも訪れたことのあるという、このハミルトン・テラスは当時とほとんど変わっていなかったそうです。植わっている植物は、昔ながらのコテージプランツ。アジサイの手前にリシマキア・プンクタータと八重のレカンセマムの足元にアルケミラ・モリスとフウロソウという組み合わせ。今のイギリスを魅了するNew Perennialist(ニュー・ペレニアリスト)とは対照的でした。詳しくはこちらへ↓

http://blog.iris-gardening.com/archives/5236541.html

オープンガーデン訪問の醍醐味

庭を訪れ、オーナーや実際に手入れしている人に話を聞くのは、オープンガーデンの醍醐味。オーナー自身が管理している庭はやっぱり見応えがあります。どんな苦労があるのか、植物を美しく保つシークレットは何か、そして、実際に庭でリラックスできる時間はあるのかなど、聞きたいことが山ほどあります。

吉谷さんとオーナーのカスリア夫人、あっという間にお話が弾んでいました。‘ガーデナー’という共通点で、会った瞬間から打ち解けられるのもガーデニングの魅力です。

著者プロフィール

白井法子

白井法子さんケンブリッジ大学植物園での研修後、夫ともに再び渡英。
イギリス園芸関係のジャーナリスト、写真家などで構成される、ザ・ガーデン メディア ギルト正会員。『園芸ガイド』で「イギリス・ガーデニングレポート」を連載中。

 

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