バラまっさかり

まだ6月だというのにめずらしく30度を超える真夏日が続いているイギリス。チェルシーフラワーショウの前後、これでもかというほどの雨が降ったものの、今年は春からカラっとした日が比較的多く、アイリスやアリウム、そしてバラが例年に比べて美しいと感じます。雨が続くと、どうしてもバラは傷みが早く、特にイングリッシュローズなどの花びらの多い品種は蕾のまま固まってしまうこともありますが、今年は、美しい姿を長く保っています。毎年、新しいバラが発表されますが、イギリス人に愛されている定番のバラはそう簡単には変わりません。

写真はイングリッシュローズ、第1号のConstance Spray(コンスタンス・スプライ)。壁やフェンスに這わせると最も美しく見えます。

Gertrude Jekyll(ガートルード・ジーキル)

 

香りを嗅ぐと思わずうっとり。このバラを好まないイギリス人にはまだ出会ったことがありません。

Graham Thomas (グラハム・トーマス)

花がら摘みをせっせとすれば、クリスマスまで咲き続けることも。ガートルード・ジーキルと同様に、庭から摘み取って花瓶でも楽しめるMust-have Rose(必須のバラ)。

Rambling Rector(ランブリング・レクター)

もし、庭に一つしかバラを使えないとしたら、このランブリング・レクターを選ぶと言うガーデンデザイナーが結構いるそう。セミダブルの花と強い香りから、最もロマンティックなバラの一つと言われています。

 

毎年、7月上旬にロンドンのハンプトンコートパレスで行われるハンプトンコートフラワーショウで翌年のBest Rose of the Yearが発表されます。昨年はScent from the Heavenというアプリコット色のつるバラでした。

https://www.rhs.org.uk/shows-events/rhs-hampton-court-palace-flower-show/2016/rose-of-the-year

今年のBest Rose of the Yearにはどんなバラが選ばれるのでしょうか。その様子もまたレポートできればと思っています。

著者プロフィール

白井法子

白井法子さんケンブリッジ大学植物園での研修後、夫ともに再び渡英。
イギリス園芸関係のジャーナリスト、写真家などで構成される、ザ・ガーデン メディア ギルト正会員。『園芸ガイド』で「イギリス・ガーデニングレポート」を連載中。

 

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