テラスドハウスのプライベートガーデン

我が家から車で30分足らずのところにStamford(スタンフォード)という街があります。ここは、イギリス国内で「最も住みたい街」に選ばれたことがある、こじんまりとした美しい街。中心街から近いところにTerraced House(テラスドハウス)と呼ばれる連棟住宅があり、そのフロントガーデンは狭いながらも個性があって、目の保養になります。その中で、いかにも「コテージガーデン」という雰囲気のお宅があり、ここにはきっとガーデニング好きのオーナーが住んでいるだろうなと思って歩いていました。

奥に広がるガーデニングスペース

ちょこっと覗いてみると、人の気配がしたので、「フロントガーデン、素敵ですね」と声をかけると、「バックガーデンもぜひ見ていって」と中に通してくれました。そこには、ベジタブルガーデン、ローズガーデン、温室にニワトリ小屋まで!

育てたいものをあきらめない!

小さなパーゴラにフジ、つるバラ、クレマチスが絡めてあって、「何でもあるでしょ。小さなスペースでもちゃんと剪定さえすれば、欲しいものは何でも育てられるものよ」と案内してくれました。シアノサスの見事なこと、まるでハチの巣のようにミツバチがやってくるそうです。花後に毎年一回しっかりと剪定するのが秘訣だそう。

花いっぱいのタウンガーデン

 


子供さんが巣立ってからは、ベジタブルガーデンを小さくして、その一角をローズガーデンにしたそう。「孫が遊びに来てもガーデニングが忙しくて遊ぶ暇がないのよ」と笑顔で話してくれました。温室には種から育てた苗がぎっしり。レンガの壁にもバスケットが所狭しと飾られ、まとまったスペースのないタウンガーデンでもこれだけガーデニングを楽しめるというお手本のようなお宅でした。

著者プロフィール

白井法子

白井法子さんケンブリッジ大学植物園での研修後、夫ともに再び渡英。
イギリス園芸関係のジャーナリスト、写真家などで構成される、ザ・ガーデン メディア ギルト正会員。『園芸ガイド』で「イギリス・ガーデニングレポート」を連載中。

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