イギリスは、チューリップが旬です!

先日、BBCの「スプリングウォッチ」というテレビ番組で、奈良県の吉野の桜が放映されました。民族植物学者で、ガーデニング番組のプレゼンターもつとめるジェームス・ウォンが桜でピンクに染まる山脈や花見、そして夜桜の風景を「Sakura」という言葉を使って、美しく紹介していました。イギリスのサクラはほとんど終わってしまいましたが、今の旬はチューリップ。写真は、Exochorda x macrantha ‘The Bride’(リキュウバイの一種)の足元にワスレナグサ。日陰に耐えるチューリップを樹木の足元に植えると、グーンと長持ちするのがうれしい。

in gravel(砂利の中に)


鉢やボーダー花だんに植わったチューリップは、この時期、どこの家庭でも見られますが、この砂利の中からのぞくチューリップは新鮮でした。レンガの壁際にすっきりと植えられていて、チューリップのシンプルな花姿が引き立ちます。


アップにするとこんな感じ。周りに他の植物がないので、芽を出したところから、ずっと過程を楽しめます。チューリップだけでなく、矮性のスイセンなどを使って、砂利の小道の中に球根をのぞかせる手法も。

グラデーション


ピンクとパープル系のチューリップだけを集めたランダムな植栽。セダムが足元でチューリップを引き立てています。赤いチューリップが「愛」を表すのに対して、ピンクのチューリップには、「幸せ」「信頼」「思いやり」という意味があり、イギリスでもギフトによく用いられます。

著者プロフィール

白井法子

白井法子さんケンブリッジ大学植物園での研修後、夫ともに再び渡英。
イギリス園芸関係のジャーナリスト、写真家などで構成される、ザ・ガーデン メディア ギルト正会員。

『園芸ガイド』で「イギリス・ガーデニングレポート」を連載中。

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