秋咲きアスターのナショナルコレクション

「植物のナショナルコレクション」とは、通常、その国で栽培される野生種・栽培種を守り、新品種の開発、また繁殖を通して後世に伝えていくことを目的として保持されています。イギリスではPlant Heritage(プラントヘリテージ)という慈善団体がこのプラントコレクションを組織していて、プロ、アマチュアを問わず、一定の規定を満たせば申請できる仕組みです。週末に訪れたのは、秋咲きアスターのナショナルコレクションを持つ、ピクトンガーデン/オールドコートナーサリーズ。アスターだけでなく、樹木の紅葉やサルビアも見頃でした。http://www.autumnasters.co.uk/picton_garden.htm

410種以上のコレクション

 


秋咲きアスターのコレクションは大まかに5つに分類されます。現在でも、Aster(アスター)と呼ばれることがほとんどですが、実は最近、学名がSymphyotrichum(シムフィヨトリクム)に変わったそうです。イギリス人は通常、Michaelmas Daisy(ミカエルマスデージー)」と呼びます。ミカエルマスとはキリストの祭祀(9月29日)で、ちょうどこの頃に見頃を迎えるのでそう呼ばれるようになったそう。コレクションには全てラベルが付いていて、併設のナーサリーでほとんどの品種が購入できるのも嬉しい。

他の宿根草との組み合わせ

ススキなどのオーナメンタルグラスや三尺バーベナやセダム、ダリアなど、遅咲きの宿根草と相性抜群。日本ではお供えの雰囲気があると思いますが、イギリスでもちょっとオールドファッションな印象。でも、組み合わせ次第で庭の中で存在感を発揮するアスターをぐっと見直しました!

著者プロフィール

白井法子

白井法子さんケンブリッジ大学植物園での研修後、夫ともに再び渡英。
イギリス園芸関係のジャーナリスト、写真家などで構成される、ザ・ガーデン メディア ギルト正会員。『園芸ガイド』で「イギリス・ガーデニングレポート」を連載中。

 

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